こんな悩みに答えます。
派遣社員というイメージをどのように持っていますか。
不安なイメージが多いかもしれませんが、さまざまなメリットもあります。
良いところ、悪いところ、私の経験を話しますので、今後の選択肢の一助になれば嬉しいです。
簡単に言うと、民間のハローワークです。
そして、派遣会社で雇用をして、派遣先で働いて頂きます。
仕事の指示をするの(指揮命令者)は、派遣先になります。
派遣会社では、ハローワーク同様、様々な求人情報を持っています。
ハローワーク同様、気に入った仕事を選び、応募することができます。
※ただし、失業給付や再就職手当などは、派遣会社ではできないので、ハローワークに申請して頂きます。
気に入った仕事を選んだら、客先の面談や仕事の見学にいきます。
企業と求職者が共にOKであれば、いざ就職となります。
その際の雇用主は派遣会社になります。
給与、交通費、社会保険、雇用保険、その他の福利厚生は派遣会社の福利厚生を利用することになります。
給与関係以外の部分で、食堂の利用や、制服の貸与、職務手当の支給など、派遣先の社員に準ずる福利厚生を利用することができます。
そのため、二重で福利厚生を利用することが可能です。
仕事が決まれば、職場(派遣先)に毎日、直行直帰となります。
そのため、仕事の指示は、職場(派遣先)の社員が教えることになります。
働く派遣先によっては、働き始めてから、こんな悩みがでます。
「思っていた仕事と違う。」
少し見学しただけだと、見えないケースがあります。
原因は、派遣元の営業社員が、細かい現場を知らないので事前に教えることに限界がある。
企業の担当者が、現場社員でなく、聞いた話と実態と乖離がある。
原因はさまざまですが、気になるところは、最初に詰めておいたほうがいいです。
ただ、「思っていた仕事と違う」と思うのは、派遣の仕事だけに限りません。
内容にも寄りますが、”少し我慢し、自分の経験値として、実績を積むこと。”が大事です。
もし、派遣で働き始めて「思っていた仕事と違う。」と思ったら
すぐ派遣会社の営業社員に相談してください。
その際に、 「思っていた仕事と違うので辞めたい」でなく、
「思っていた仕事と違うけど、頑張るので改善できないか」と相談してみましょう。
営業社員の選択肢は2つです。
「全力で、職場改善をするように派遣先に働きかける」
「全力で、もっとあなたに合う職場を紹介する」
営業社員は、派遣社員との信頼関係の上で、成り立っています。
派遣社員で働く人に、信頼を得なければ、派遣会社は成り立ちません。
いっぱい頼ってください。
・・・万が一、営業社員が信頼できなれけば、派遣会社を変えましょう。
正社員・パート・派遣社員の3つの雇用形態があるとします。
企業の景気が悪くなった時に、能力差を無視した場合に、真っ先に影響がでるのは、派遣社員です。
理由は2つあります。
パート社員(有期雇用契約)
企業➡パート社員に給与+社会保険料、雇用保険、交通費、その他手当等を支給
派遣社員(派遣契約の為、有期のケースが大半)
企業➡派遣会社➡派遣社員に給与+社会保険料、雇用保険、交通費、その他手当等を支給
企業は、派遣契約に基づいた金額を派遣会社に支払い、派遣会社から派遣社員に給与を支払う。
その差額が派遣会社の利益となる為、一人あたりの企業の負担額が多い。
パート社員に自社雇用の社員を契約終了すると、契約期間を満了していない場合、会社都合の契約終了となります。
また、自社パート社員に言いづらいなどの理由で、派遣会社に契約終了を依頼するケースがあります。
ただ、考えてみてください。
これは同じ能力、同じ人柄だった場合の話です。
会社にとって有益な人材は、派遣社員であろうと優先されます。
企業の業績が本当に悪化すれば、正社員の早期退職などもあり得る話です。
終身雇用制度が崩壊している今、私たちに必要なのは、どんな職場でも必要とされる能力ではないでしょうか。
派遣社員の未来は、様々です。
派遣社員を経て、派遣先の正社員となる人
派遣社員を経て、派遣会社の正社員となる人
あくまで派遣社員として、自分あった条件で働きつづける人
企業する人
いま働いている仕事、その経験は人生の糧になります。
未来は自分の行動に委ねられているのです。
少し偉そうなこと言いました。すいません。
執筆者:株式会社アーチ 野尻友紀