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派遣社員のメリットとデメリットは?正社員との違いや会社の選び方も解説

  • 派遣社員とは?正社員との違いは?
  • 派遣社員のメリットやデメリットは?
  • 派遣社員に向いている人を知りたい


こんな悩みに答えます。



派遣社員として働きたいと感じているものの、正社員との違いやメリットやデメリットについてしっかり把握しておきたい人は多いのではないでしょうか?



本記事では、派遣社員のメリットやデメリット、年収や会社の選び方についても解説していきます。


この記事を読むことで、派遣という働き方について明確に理解することができますよ。

派遣社員とは

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派遣社員とは、人材派遣会社と雇用契約を結び、雇用の契約をした会社とは違う会社で働く労働者です。



厚生労働省では、「労働者派遣とは、労働者が人材派遣会社(派遣元)との間で労働契約を結んだ上で、派遣元が労働者派遣契約を結んでいる会社(派遣先)に労働者を派遣し、労働者は派遣先の指揮命令を受けて働くというもの」とされています。



厚生労働省:さまざまな雇用形態

派遣社員とアルバイトの違い

派遣社員とアルバイトの違いは、下記の2点です。



  • 雇用主と契約の期間が違う
  • 仕事内容の専門性 



まず雇用主と契約期間の部分ですが、アルバイトの場合はアルバイト先の雇用主と契約を交わし、そこから給与が支払われます。しかし派遣は先に説明した通り、雇用主や契約は派遣元です。



また派遣の仕事はある程度の専門性が求められることが多いですが、アルバイトの場合は未経験でもこなせる仕事が多く、派遣と比較して様々な仕事に挑戦することができます。

このように、派遣社員とアルバイト社員でも契約や働き方には明確な違いがあります。

派遣社員と正社員の違い

派遣社員と正社員の違いはアルバイトと同様に「雇用主と契約の期間」ですが、正社員の場合は仕事に一定の責任感や専門性が求められます。



また雇用の期間が定められていないので定年まで働くことができますが、「残業が多い」「転勤の可能性がある」「採用まで時間がかかる」など、高待遇の分制約がつくことも覚えておきましょう。

一見正社員の方が良いと言われるものの、自分の状況に合わせて働き方を選択することが大切です。

次の項から派遣社員で働くことによるメリットやデメリットについて解説します。

派遣社員で働くことによる6つのメリット

メリットのイメージ

次に派遣社員のメリットについて解説していきます。

全部で6つあるので、1つ1つ確認していきましょう。

自分の学びたい仕事が学べる

1点目は「自分の学びたい仕事が学べる」という点です。



正社員の場合は自分のやりたい仕事ができない場合や転勤・異動によって全く別の業務をしなければならない可能性がありますが、派遣は必ず採用された職種の仕事をします。 



そのため、自分の学びたい仕事を選択して、スキルを高めていくことが可能です。 



自分のやりたいこと・挑戦したいことが明確にある人にとっては、大きなメリットだと言えるでしょう。

アルバイト・パートよりも高時給

2点目は「アルバイト・パートよりも高時給」という点です。



アルバイトやパートよりも派遣社員の方が一定の専門性が求められることが多いので、必然的に派遣社員の方が給料が高くなります。 



勿論未経験や職歴なしでも挑戦できる求人は存在するので、現状アルバイトやパートで働いている人達も問題なく応募できるでしょう。 

仕事の責任が低い

3点目は「仕事の責任が低い」という点です。



正社員と比較して、派遣社員の方が業務に対する責任度が低くなるので、精神的に安定した状態で仕事を進めることができます。 



仕事に対してストレスを感じやすい人や、落ち着いた状態で仕事をしたい、怒られたくないという人は派遣の働き方が向いていると言えるでしょう。 

人間関係に縛られることがない

4点目は「人間関係に縛られることがない」という点です。



1つ前で述べた通り、派遣社員は仕事に対して責任が低い点や、期間が決まっていること、あくまで他社の人間であることなどから、人間関係において関わりを強く持つ必要はありません。 



勿論完全に人間関係がない訳ではありませんが、会社のイベントや飲み会に参加しなくとも、とやかく言われることは少ないです。 



そのため、人とあまり関わりたくないと感じている人にとってはメリットと言えるでしょう。 

残業がほとんどない

5点目は「残業がほとんどない」という点です。



理由としては派遣社員が「時給で契約している」ことが関係しており、残業があまりにも多い場合、派遣元の会社から「残業が多い」と言われてしまうことがあります。 



そのため、もし残業をする場合でも「今日残業する必要があるのか」を毎回慎重に検討する必要があり、その仕組み上残業が少なくなりがちです。 




雇用主や契約の関係から、派遣社員はこのようなメリットがあります。 

派遣の大元の会社から手厚いフォローがある

6点目は「派遣の大元の会社から手厚いフォローがある」という点です。



これは派遣元の会社にもよりますが、派遣社員で働いていると大元の会社の人と定期的に面談があり、仕事の内容や悩みについて相談することができます。 



加えて会社によっては派遣社員を全員集めての研修やセミナーの開催を設けており、普段合わない同期と情報交換することも可能です。 



派遣社員は派遣元と違う会社で常に働く必要がありますが、派遣元の会社は定期的にフォローをしっかり行ってくれます。 

派遣社員で働くことによる6つのデメリット

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メリットについて述べたので、次に派遣社員を選択する6つのデメリットについて解説していきます。

派遣期間が3年までという上限がある

1点目は「派遣期間が3年までという上限がある」という点です。



2015年9月の労働者派遣法改正後、派遣社員は勤めている企業に3年働くと、無期雇用派遣社員になるか別の派遣先に移ることが義務付けられました。 



3年しっかり働くことができれば正社員に登用される可能性もありますが、逆に企業の業績不振が続いていると、3年経つ前に解雇にされる可能性があります。 



そのため、万が一を考えて自身のキャリアプランをしっかり考えておく必要があるでしょう。 

雇用や収入面が不安定

2点目は「雇用や収入面が不安定」という点です。



まず雇用の部分ですが、1つ前に述べたように派遣社員として働く期間には制限があるため、正社員と比較するとどうしても雇用面は不安定と言えます。 



次に収入面の部分ですが、派遣社員は時給で雇われていることが多いので、長期連休に入った時に正社員は給料が発生するのに対して派遣社員は給料が発生しません。 



このように派遣社員は正社員のように安定した状態ではないことを覚えておきましょう。 

ボーナス(賞与)が少ない・貰えない

3点目は「ボーナス(賞与)が少ない・貰えない」という点です。



派遣社員は正社員と比較すると賞与がない、もしくは少ないのが普通なので、どうしても年収に換算すると貰える給料が少なくなります。 



アルバイトやパートと比較すると高時給ですが、任せられる仕事の内容や責任度から正社員よりは低くなるので、これはデメリットと言えるでしょう。 

交通費が支給されない場合がある

4点目は「交通費が支給されない場合がある」という点です。



正社員の場合は出勤や出張の交通費が支給されるのが普通ですが、派遣社員の場合は交通費が支給されない場合が多々あります。 



そのため、自宅から遠い職場だと毎日の出勤で意外にお金を取られてしまうことも少なくありません。 



交通費が支給されないと結果貰える給料が少なくなるようなものなので、これはデメリットと言えるでしょう。 

大きな仕事を任せてもらえない

5点目は「大きな仕事を任せてもらえない」という点です。



派遣社員は正社員ではないので、基本的に「正社員がやる必要のない業務」をやることが多くなります。事務作業やデータまとめなどが大半です。 



そもそも他社の社員なので、責任度の高い大きい仕事を任せてもらえることはほとんどないと言って良いでしょう。 



「大きい仕事をやりたくない」「プレッシャーの高い仕事をしたくない」という人には向いていますが、そうでない人には向いていません。 

社会的に立場が低いと見られる

6点目は「社会的に立場が低いと見られる」という点です。



派遣社員は収入や雇用の面が不安定なので、どうしても社会的に立場が低いと見られてしまうことがあります。



勿論自身に合った様々な働き方がありますし、派遣社員で働くことが悪いという訳では決してないですが、一部このように思われることを知っておきましょう。

派遣社員に向いている人

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派遣社員のメリットやデメリットについて触れたので、次に派遣社員に向いている人について解説します。

家庭・プライベートに時間を割きたい人


家庭・プライベートに時間を割きたい人は、派遣社員に非常に向いていると言えます。



派遣社員はその働き方の形態から、比較的毎日定時で帰ることが可能です。加えて人間関係に縛られることも少ないので、飲み会に参加する頻度も少なくなるでしょう。 



そのため子育てなどに時間を使いたい人やプライベートを充実させたい人にとって、派遣社員は非常に向いていると言えます。 

ストレスのない環境で仕事をしたい人

ストレスのない環境で仕事をしたい人も、派遣社員に向いています。



派遣社員は仕事に対する責任度が正社員と比較して低いので、上司にプレッシャーをかけられたり怒られたりすることはあまりありません。 



「強いストレス負荷を受けたくない」「上司に怒られたくない」と感じている人は派遣社員は非常に向いていると言えます。

徐々にキャリアアップしていきたい人

最後に徐々にキャリアアップしていきたい人も、派遣社員に向いています。



派遣社員は未経験や職歴なしの状態でも採用されやすく、ストレスのない状態で仕事を進めていくことが可能です。 



加えて派遣元によっては手厚いフォロー研修やセミナーがあるので、自分の悩みをしっかり相談しながらキャリアアップすることができます。 



将来やりたいことがあるのに実力が足りていない人にとって、派遣という働き方は非常に向いていると言えるでしょう。

派遣会社の選び方

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最後に派遣会社の選び方を4パターン解説します。

大手派遣会社

1つ目は大手派遣会社を選択する方法です。



大手の派遣会社は紹介してくれる求人の数が多い上に、福利厚生や研修・セミナーが充実しているので、今後のキャリアを考えつつ安定して働くことができます。 



一方で登録している人が多いので応募する会社の倍率が高くなってしまうこともありますが、職場は全国各地にありますし、非常におすすめです。 

独立系派遣会社

2つ目は独立系派遣会社を選択する方法です。



大手の派遣会社にはやや劣りますが、幅広い求人数と手厚い福利厚生・研修制度があります。加えて派遣のスタッフに対するフォローに力を入れているので、大手より細かいところまで相談することが可能です。 



大手の派遣会社と比較検討した上で、自分に合った会社を選択するようにしましょう。 

資本系派遣会社

3つ目は「資本系派遣会社」です。



資本系派遣会社とは、誰もが知っている大手・財閥企業が運営している関連会社で、大手と同様の福利厚生になることから安定して働くことができます。



加えて資本系で働いてきた経験を活かし、関連企業の大手会社に将来的に転職できる可能性もあります。



将来的に働きたい企業が決まっている場合、資本系の派遣会社を選択してみると良いでしょう。

特化型派遣会社

4つ目は「特化型派遣会社」です。



特化型派遣会社は「医療・製造・金融・販売」など、専門的な分野に特化して求人紹介を行う派遣会社です。 



大手や独立系では見られなかった求人や、自分の細かい要望に沿った会社が見つかりやすいので、専門的なスキルを持っている人はこちらを選択した方が良いでしょう。 

まとめ

派遣社員のメリットやデメリットに関連する記事は以上です。



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執筆者:株式会社1616 松野渉


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