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特定技能外国人を雇用するうえで大切なことは?インタビューで聞く企業の本音

この記事では、特定技能外国人の雇用によるメリット・デメリットを紹介します。


実際に何年も外国人を雇用している企業様へのインタビューをご紹介します。
雇用しているからこそ感じる貴重な「生の声」や、外国人を雇用するうえでのアドバイスなど、
ここでしか聞けない内容が盛りだくさんです。


▼この記事でわかること

  • 特定技能外国人を雇用している企業様の「生の声」
  • 実際に雇用して感じるメリット・デメリット
  • 外国人を雇用するうえで大切なこと
  • 特定技能を雇用するために準備すること


この記事を読めば特定技能外国人の雇用に対するイメージを掴むことができ、外国人採用の検討がしやすくなりますよ。



外国人を雇用するにあたって

「技能実習・特定技能のメリットやデメリットはなにか?」

「外国人を雇用していくうえで大切なことや気を付けたほうがいいことはなにか」

「特定技能を雇うにはどこに相談したらいいか」


という事が気になっている人には必見の内容です。



▼この記事を書いた人

株式会社アーチは、栃木県栃木市と、群馬県太田市にある人材派遣会社です。

技能実習の監理団体であり、特定技能の登録支援機関です。

導入をご検討中の企業様はぜひお気軽にお問合せください。


お問い合わせはこちら



外国人の雇用をしている企業様の「生の声」を紹介する

ここからは、実際に特定技能外国人を雇用している企業様へのインタビューの内容をご紹介してゆきます。その中で、外国人の雇用のメリットやデメリットも聞いてみましたので参考にしてみてください。

質問①社員数と外国人の人数は?

質問①「現在働いている社員数と、その中の外国人労働者の人数を教えてください。」


現在の社員数は約150人くらいです。そのうち外国人の労働者は9人います。いずれも【特定技能】です。これからまた3名入社予定です。

質問②外国人を雇用するきっかけは何でしたか?

質問②「外国人を雇用することになったきっかけを教えてください。」


労働力不足に悩んでいたところ、客先から教えてもらった情報がきっかけです。

「外国人労働者を雇用して助かっている」という話を聞き、では当社も雇用してみようということになりました。

質問③外国人の雇用開始当初に感じた不安や困った事はありますか?どう乗り越えたかも教えてください

質問③「外国人の雇用をすることになり、感じた不安や、最初のころに困った事や大変だった事などがあれば教えてください。また、その時どう乗り越えたかも教えてください」


最初は、「日本語が話せるのか」「コミュニケーションはとれるのか」「文化の違いなどで大変なのでは」といった不安がありました。


初めて雇用したのは中国人だったので、日本語がそこまで上手ではなくても筆談でコミュニケーションをとることが出来ました。

しかし、その後に紹介されたのはベトナム人で、ベトナム人は、漢字も英語も出来ないので困りました。


そこで、面接では日本語のレベルを重視することに決めました。

1回目の面接の際、日本語があまり上手ではなかった子がいて、「次回までにしっかりと勉強して上達してきてください」と伝えました。


すると2回目の面接では、ちゃんと日本語が話せるように上達していたので採用を決めました。

雇用後は、仕事の覚えも早く、一生懸命働いてくれているので、特に困ったことはありません。


大切なのは、面接の際に日本語のレベルや人柄をしっかりと見極めることだと思います。

そうすればコミュニケーションや仕事の説明において、特に困る事や大変な事はないと思います。

▼【特定技能】の日本語能力は?

在留資格【特定技能】を取得するには、

「取得分野の技能に関する試験」

「日本語能力に関する試験」

に合格する必要があります。

そのうち「日本語能力に関する試験」では、以下のどちらかが必要です。
●日本語能力試験(JLPT)でN4以上
●国際交流基金日本語基礎テスト合格

この日本語能力はどのくらいかというと、「基本的な日本語が理解でき、生活に支障がないレベル」といえます。

また、技能実習2号を修了した者に関しては日本語の試験は免除されますが、相当する日本語能力が備わっていると判断できるからです。

▼特定技能の面接の様子や質問内容などを知りたい方は、こちらのブログで紹介していますでご覧ください。


質問④外国人を雇用してみて、メリットを教えてください

質問④「実際に外国人を雇用してみて、メリット(よかった、助かっていること)があったら教えてください」


まずは、労働力不足を補ってくれているので大変助かっています。

彼らは本当にまじめに働いてくれているし、仕事の覚えも早いです。

一生懸命働いてくれていますし、日本人より頼もしいと思う事もあり、信頼できますよ。

質問⑤反対に、デメリットや大変なことはありますか?

質問⑤「では反対に、デメリットを感じる事や大変な事があったら教えてください」


特にはありませんね。

文化の違いなども不安でしたが、今特定技能で働いてくれているのは全員ベトナム人ですが、ベトナムは日本の文化ととてもよく似ています。彼らは日本人のように、相手のことを気遣う心があります。


また、穏やかであまり騒がしくないと言いますか、夜にうるさく騒いだりとかそういったトラブルもないですね。現地に行ったときにも感じましたが、道もきれいで片側通行をするところ、道に落ちているごみを拾うところなど、日本人に似ています。

質問⑥外国人を雇用するうえで大切なことは?(具体的エピソードあり)

質問⑥「外国人を雇用するうえで、大切だと思う事や、そのためにしている事などはありますか?」


大切なのは「信頼関係」だと思います。そのためにしている事は、「間違った事はきちんと叱って正してあげる」「彼らの評価が下がらないように守ってあげる」ですかね。日本人ではないという事で偏見を持つ人もいますし、語力不足で誤解が生まれてしまう事もあり、彼らの評価が下がってしまう事があります。


例えば、外国人労働者が遅刻をして、会社への連絡が遅れた事がありました。

そのままでは彼の評価は下がってしまいますが、まずは「なぜ遅刻したのか」をきちんと聞いて事実確認をします。


彼は、連絡網で連絡はしたらしいのですが、その連絡網が途中で切れてしまっていたようなのです。


「彼はきちんと行動を起こしたけれど、情報がうまく伝わっていなかった」という事実がわかり、それを彼の上司に報告しました。



このように、環境も違う国で、更に言葉も苦手な状況で、意思疎通や情報伝達は難しいものです。

そんな時に彼らを守ってあげるようなフォローも必要だと思います。

彼らに信頼してもらえる関係をつくっていかないとと思いますね。


質問⑦これから外国人を雇用しようとしている企業様にアドバイス

質問⑦「これから外国人の雇用を検討してる企業様に、準備することやアドバイスがありましたらお願いします」


特に準備することはありません。


ある程度知識も能力もありますので、外国人だからといって構えることなく向き合えばいいと思います。


彼らをよく思わない社員がいたとしても、彼らにもこんないいところがあるよとフォローして伝えてあげればよいのではないでしょうか。


質問⑧登録支援機関であるアーチの支援内容には満足していますか?

質問⑧「最後になりますが、登録支援機関であるアーチの支援内容には満足していますか?」


はい、とても満足しています。


以前の特定技能をお願いしていた登録支援機関は、ほとんど何もしてくれなかったのでとても大変でした。


ですが登録支援機関をアーチさんに切り替えてからは、充実した支援をしてくださって本当に助かっています。


寮の近くにスーパーや買い物するところがなく、外国人の子たちは自転車で買い物に行くのが大変でしたが、

最近アーチさんのバスで定期的に買い物に連れて行ってくれることになりました。

そういった支援もしてくれるので大変助かっています。


▼登録支援機関とは?
登録支援機関とは、特定技能外国人を雇用する企業や施設に委託されて外国人の支援計画の作成・実施を行う機関のことです。
特定技能外国人を受け入れるには、外国人に対して10項目の支援を義務付けられています。
多くの手続きやサポートを受け入れ先の企業や施設だけで行うのは困難であるため、登録支援機関が代わりに業務を行うことになります。

インタビューまとめ

いかがだったでしょうか。

外国人を雇用するメリットやデメリットは伝わりましたか?


特定技能で働く外国人はとても真面目で一生懸命働いてくれます。

彼らは母国を離れ、知らない土地で頑張っています。


今回インタビューに答えてくださった担当者様は、ご自身も海外赴任の経験がおありでした。

ですから、海外での心細さや苦労もよくわかるそうです。


同じように赴任している日本人同士でコミュニティーを作り、情報交換をしながら生活していたそうで、

日本で暮らす外国人にもできるだけ協力してあげたいと話してくださいました。


では、外国人を雇用しようと思ったらどこに相談すればいいの?

さて、「うちの会社でも外国人を雇用してみよう」と思ったらどこに相談すればいいのでしょうか?

まずは自社が技能実習生や特定技能の受け入れ要件を満たしているかどうかも確認が必要です。

特定技能を受け入れるなら、登録支援機関に相談しよう

先ほどもご紹介しましたが、登録支援機関とは、特定技能外国人を雇用する企業や施設に委託されて外国人の支援計画の作成・実施を行う機関のことです。


特定技能外国人を受け入れるには、外国人に対して10項目の支援を義務付けられています。多くの手続きやサポートを受け入れ先の企業や施設だけで行うのは困難であるため、登録支援機関が代わりに業務を行うことになります。

登録支援機関の選び方

登録支援機関の行う支援については、支援内容が10項目定められている「義務的な支援」と、それに加えて登録支援機関ごとに定めている「任意的な支援」があります。

この「任意的な支援」の内容や実績が、その登録支援機関の質を決めていると言えるでしょう。

義務的支援の内容

  1. 事前ガイダンスの提供
  2. 入国する際の送迎
  3. 適切な住宅の確保・生活に必要な契約に係る支援
  4. 生活オリエンテーションの実施
  5. 日本語学習の機会の提供
  6. 相談・苦情への対応
  7. 日本人との交流促進に係る支援
  8. 特定技能雇用契約を解除される場合の転職支援
  9. 定期的な面談の実施、行政機関への報告等
  10. 在留資格の取次申請・更新等

登録支援機関アーチの支援内容

では、株式会社アーチの「任意的な支援」の内容をいくつかご紹介します。

  • アジア食材等の買い物ツアーの送迎・同行
  • 日本文化体験イベントの同行
  • 外国免許切り替え取得支援・原付免許取得支援
  • 外国人向け医療・生命保険の案内
  • 医療機関等で使用する言葉の日本語と翻訳文の提供
  • 医療機関への同行
  • 市販薬等の母国後への翻訳・情報の提供
  • 日本語教育(N1、N2、N3、N4)の学習支援
  • 銀行・行政窓口への同行 

など、幅広く支援を行っています。

先ほどのインタビューにもありましたが、特定技能の外国人が買い物に行けず困っている場合など、アーチで買い物に連れて行ってあげるなど、状況に応じて様々な支援を行っています。

他にも実際の支援内容や様子も紹介していますので、下記の記事もご覧ください。






技能実習・特定技能の雇用を検討しているなら、アーチにご相談ください

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  • 技能実習・特定技能について知りたい
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